泉区白百合戸建て

今回の審査対象住宅は横浜市泉区白百合の戸建てです。依頼人は横浜市西区のそごうに営業拠点を構え市内全域を営業エリアとする不動産会社様です。 以前より度々のご依頼をいただいている営業担当者様からの物件でした。

木造戸建ての耐震基準適合証明の発行はとてもハードルが高いです。マンションの耐震基準適合証明とは異なり、耐震性の確認を必要とするからです。その確認の方法は三つの方法がありますが、一番現実的な方法は実際に耐震診断を行い、基準値のクリアーを確認することです。

しかしながら、この耐震診断をクリアーできるのは、おおよそ3割前後ととても低く、逆に言えば7割程度はNGとなってしまいます。 新耐震にもかかわらすなぜにこのような低い合格率になるかといえば、それは確認申請のあり方によります。

確認申請で分類される建物には四種類あり、基本的にすべての建物は構造計算書の提出が必要ですが、2階建て以下の在来木造に限って構造計算書の提出は免除されています。 2階建て以下の木造戸建ては確認申請において耐震性の確認を受けていないことになります。

上記により、耐震基準適合証明の要件は確認申請の構造計算書を根拠としていますが、2階建て以下の戸建てではその根拠がないため、改めて耐震診断で耐震性の判定をすることになるのです。建築基準法には違反していませんが、耐震性があることを証明しなければなりません。

今回の依頼を受け判定用図面を確認したところ、平面プランがとてもシンプルで耐震性に有効な形状をしています。このようなプランはほぼ基準値をクリアーすることを経験上で分かっていますが、確認申請の設計図書によると在来木軸工法ではなく、ハウスメーカーの住宅であることがわかりました。

ハウスメーカーの住宅は、ほとんどの場合で大臣認定を取得しています。それぞれのメーカーによる独自設計ですので一般的な耐震診断の対象外となります。 ハウスメーカーの場合では耐震診断は実施しませんが、メーカーが取得した大臣の型式認定を確認することで適合性の根拠としています。

まさしくこの住宅もそのようなハウスメーカーの住宅でした。