釜利谷南戸建

今回の住宅の所在地は、横浜は金沢区の釜利谷南です。クランツ事務所から程近い位置にありお隣さんとい言う感じです。釜利谷地区の小高い丘陵地を野村不動産が開発したことでも有名です。 近いので出張はとても楽、車で事務所を出て現地に到着するまで15分程度の行程です。

依頼者はメガバンク系列の不動産仲介会社様。住宅ローン残債のある所有者がメインバンクに売却や立替等で相談して出てくるケースが多いようです。不動産売買には売主側の仲介会社と買主側の仲介会社が有りますが、売主側の仲介会社は圧倒的に大手の不動産会社が多いです。自宅を売却したい所有者が売却相談をするのは圧倒的に大手の不動産会社になるからです。街には多くの不動産会社がありますが、売主が自ら店舗に足を運ぶのは地元の中小不動産会社ではなく「東急リバブル」などの大手の不動産会社になるからです。それからすると、売主側の仲介会社が銀行系はレアなケースといえるでしょう。

このホームページで何回も言及しているように、戸建の耐震基準適合証明はかなりハードルが高いです。耐震性のチェックでNGになるケースが多く、依頼を受諾するのは耐震性のクリアーが見込めるものに限っています。 受諾する前に販売図面等のプランで簡易に耐震診断を行います。多数の診断経験から、大体の目安はプランを見ることによってある程度の判断は可能です。 その段階で7割ほどは可能性が無いことをお伝えします。

今回の住宅は可能性がありそうと判断し、建築図を基に机上にて耐震診断を行った結果クリアーしました。構造形式は木造のツーバイフォー工法でした。木造軸組工法とは異なり筋交はありませんが構造用合板にて筋交の代わりになっています。計算結果は余裕で基準値をクリアーしました。一般的に在来軸組み工法に較べると、ツーバイフォー工法の耐震強度は強いと感じます。

現地調査

釜利谷南戸建

机上の耐震診断では数値をクリアーしましたが、耐震診断は現場チェックが不可欠です。なぜなら戸建の場合では設計図と食い違っていることがとても多いのです。戸建の場合では家族の成長とともに住宅の使い方が変わってくるために改修するケースが少なく有りません。なので現地調査によって図面との食い違いを確認します。違っている場合には現状で再度の耐震診断を行います。

この住宅の場合にはまったくのオリジナルのままでした。丘陵地の場合では造成による敷地地盤の締め固め不足の影響で、基礎コンクリートに構造的なヒビ割れば発生することも多いですが、この住宅では基礎コンクリートは健全でした。モルタル仕上げの外壁にひび割れは無く、内部でも床や壁に不備はありません。全ての部屋の天井・壁にも漏水の後も無く、耐震基準適合証明の発行が可能な住宅であることを確認できました。